電波恋愛

「ばいばーい」

「また明日ね~」

やっと放課後。

「愛莉~」

「美優ーっ」

私は美優に抱きつく。

休み明けの学校ってなんでこんなにしんどいんだろう。

特に私の学校は休み明け一日目でも授業がある。

「あー、よしよしっ」

美優は私を撫でた。

「お前こんくらいでへばってんのかよ」

「蓮は寝てたからねー」

蓮に向かってべーっと舌を出す。

「須神君っばいばいっ」

一人の女子が蓮に手を振る。

「おー、じゃあな」

にこっと笑い手を振り返す蓮。

きっとこの笑顔に女子達は落ちるんだろう。

そしていつものように私、蓮、美優の三人で下校する。

「それじゃあまた明日ね」

美優とは家が遠いので途中で別れてしまう。

蓮と二人で帰り家の前まで来る。

「んじゃ明日ねー」

「おう!」

蓮とも別れ、家に入る。


自分の部屋に入りベットに横になる。