あっという間だった冬休みが終わり、中2最後の三学期が始まった。
重い足取りでいつもと同じ景色の通学路を歩く。
チャットができないので少々苛々する。
…完全に依存症じゃん。
無題のチャットルームの主さんは竜雅《りゅうが》さんって名前なんだって。
「おーいっ愛莉ぃーっ」
誰かに呼ばれ振り返る私。
「ん…?あぁ、蓮《れん》か。」
「なんだよ、その期待はずれみたいな言い方」
まるで子供を扱うように私の頭をくしゃっと撫でる。
この人は須神蓮《すがみれん》。
私の幼馴染。
顔立ちは整っていてモテる。
「べっつに~?」
蓮に向かってにこっと笑う。
蓮も私に向かってにこっと笑ってくれた。
まるでどこかのカップルのように。
重い足取りでいつもと同じ景色の通学路を歩く。
チャットができないので少々苛々する。
…完全に依存症じゃん。
無題のチャットルームの主さんは竜雅《りゅうが》さんって名前なんだって。
「おーいっ愛莉ぃーっ」
誰かに呼ばれ振り返る私。
「ん…?あぁ、蓮《れん》か。」
「なんだよ、その期待はずれみたいな言い方」
まるで子供を扱うように私の頭をくしゃっと撫でる。
この人は須神蓮《すがみれん》。
私の幼馴染。
顔立ちは整っていてモテる。
「べっつに~?」
蓮に向かってにこっと笑う。
蓮も私に向かってにこっと笑ってくれた。
まるでどこかのカップルのように。
