「右京~!!」

途轍もない叫びに、俺ーー空岡右京は目を開ける。


声の正体は、どうやら親友(?)の久我奏汰。



「んだよ奏汰。」

俺は眠たいんだ


「何キレてんだよ!お前が始業式サボるのがいけねーんじゃねぇか。」


奏汰の嘆きを無視して俺は欠伸をする。


始業式なんて出る意味がねーし


俺にとっての幸せは、いつものようにここで昼寝する事だな



「いた、右京君。」