「お、おじさん!?」

「16年前に亡くなった?」


華と美優の驚いた声




俺達が六歳の時に亡くなった親父



その名前は、確か右京だった




「そうなら、海に似てるのは辻褄が合うな。」

「でもおじさんも、能力者だったなんて…。」



問題はそこだ



生まれてから、親父が能力を使った所は見たことない


なのに、学園の生徒?



『何してるの、右京君?』


『…悠里。』


シュン、と音と共に現れたのは、渚に少し似ている女性



「「母さん!?」」