「渚も美優も先に社会に出ちゃってさ、何か置いてかれた感じだね~。」 言葉と声がミスマッチな華に、俺は少し笑った。 「アイツ等は急ぎ過ぎなんだよ。俺達はゆっくりやりたいことやればそれでいい。」 「誰が急ぎ過ぎだって?」 突如声と共に現れた風に俺達は目を伏せた。 目を開けると、誰も居なかった場所に現れた、二つの影 大切な仲間であり、幼なじみの姿 「渚…美優!」