四年前、狭間の世界 「一つ、頼みがあるんだ。」 「…は?」 京介と繋がった腕が少しずつ離れていく。 俺の腕も、そろそろ限界だった。 「これを、預かって欲しい。」 そう言って京介が取り出したのは、一つの指輪 「…何だ、ソレ?」 「俺も詳しい事は分からない。けど、先生が榛名さんに渡した物だ。」