『その指輪は、大空を司っています。対となる大地の指輪は行方が分かりませんが、“E”の意志を継ぐ者ならば、必ず指輪が応えてくれます。』 うっすらと、透けていた志穂が消えていく。 「志穂!?」 『お願いします。きっと海は“E”の意志を継ぐ者です。 どうか、学園を救って下さい。』 最後に、うっすら微笑んで ホログラムは消えていった。