俺達の目の前に現れた人物 少し成長してても、すぐに分かった。 「…志穂?」 いきなり現れた人物は、紛れもなく志穂だ 「何でここに…?それに透けてるし…。」 頭が混乱する俺の肩に、愁の手が置かれる。 落ち着けということらしい 「おそらくこれはホログラムだ。」 ホログラム? 「じゃあこれは幻?」 「あぁ。理事長が指輪に込めたメッセージだ。」 …志穂が、この指輪に… 『海達がこれを見てるということは、きっと私達が恐れていたことが起こったんでしょう。』