柚璃に答えて、俺は写真を葵に預け、箱を開ける。 入っていたのは、一つの指輪 「指輪?」 手にとって眺めてみる。 何かの模様が書かれた宝石を囲むようにある七色に光る装飾 見るからに高そうだ 「“E”に、指輪?…ーーー!?」 突如光始めた指輪に俺は咄嗟に目を閉じる。 「「「「海っ!」」」 光が弱まり始め、徐々に目を開けていく。 『久し振りです、海。』 「!?何で…。」