祐介の言葉に俺達は視線を動かす。 隣にいる、少し微笑んでいる女性 「「「「渚だ…。」」」」 「は?」 いや、俺みたいにソックリとまでいかないけど… だけど、少し微笑んだ感じとか、口元が似てる 「ますます怪しいよな。」 「そだね。何で二人がこの写真に…。」 直と華が考えるが、おそらくこの二人では答えは出ない 俺は写真立てを裏返す。 そこに刻まれていた、消えそうな“E”という文字 「…“E”?」 何だそれ? 「その箱には何が入っているの?」