「志穂っ!」


この角を曲がったら、理事長室に繋がる絵がある



筈だった。




「っ…!」



だけど、そんなものぶっとばされていて



ただ焦げた部屋が、そこに広がっていた。




「嘘…。」


「っ…志穂ちゃん…。」



皆言葉を失った。




俺は、一応部屋に足を踏み入れる。