隼人は悔しさが籠もった声で言った。 「…?」 意味が分からず、俺は首を傾げる。 「海さん達は気付かなかったかもしれないけど…さっき、副学園長から校内放送がありました。」 「!」 副学からの放送? 「『只今不法侵入中の、元星組である二宮海達を捕らえよ』。」 「「「「!?」」」」 俺達を捕らえる? 副学も、本気になったって事か… 「勿論、皆反対でした。けど、反対した者は副学園長の能力で人形にされてしまう。 …アイツ等みたいにな。」