声に反応した時には どこからか現れた俺に向かっていた炎が キィンと音を立てて何かに弾かれていた。 「っ…!?」 炎? けど密度が薄い…渚じゃ無い 落ち着け、神経を集中させるんだ 「そこか!!」 俺は殺気を感じた場所に氷を放つ。 瞬間感じた複数の能力で、俺の氷は相殺された。 「…さすがに、簡単にはとらせてくれないか。」 聞き覚えがある声に、俺は少し顔をしかめる。 徐々に現れる姿に、俺は言葉を失った。 「隼人…?」