次のポイントに向かう為、俺達は中庭を突っ切っていた。 残りの記憶は、あと四つ もうすぐ、全てが分かる もう少しで、夾も、学園も救えるんだ 俺の中に、フッと“E”の記憶が頭に浮かぶ。 正直言って、俺達は今まで親父の事なんて何も知らなかった 学生時代も、家族さえも… けど“E”の記憶を見る度に、少しずつ知っていって どうして、親父が死んでしまったのか不思議に思った あの親父が事故なんて、有り得ない 「海っ!!」