愁の声に、俺はフッと我に帰る。 「悪い…何?」 「大体謎が解けてきた。だから、次の記憶をお願いできるか?」 俺は「あぁ。」と頷く。 渚が怪しそうに見ていたのは、全く気付かなかった。 俺と渚は同時に能力を込める。 指輪に纏った、白色の光。 「…行くぞ。」 場所は分かった 俺達は資料庫を出て行った。