ビクッと肩が震えた。 生で聞いた玲生の声は、噂通り甘い声で きっと、女の子なら振り向いてしまうだろう けど私には、凄く不気味に聞こえた。 「…そうですけど。」 恐る恐る答える。 反学園勢力と聞いて、浮かんでくるのはあの光景 あんな酷い事する団体のボスが、一体何の用なのだろう? 「君に会いたいと言っている方がいてね。 少し来て貰おうか。」