「K、例の件始動だ。」



デスクに足を乗せながら




チェスから目を離さずその人は言った。




「了解しました、X。」



側に居たKはヒールの音を鳴らしながら、部屋から出て行く。



「フッ…さて、彼等はどう出るかな?」




カッ、とXはシグマを進めた。