葉、涼太さん、麻里さん 三人が扉を通って行く姿を、俺達はずっと見届けていた。 「…行っちゃいましたね。」 空也の寂しい声が響いた。 葉達は、もう居ない けど… 俺は輝石を握り締める。 「離れてても、俺達は繋がっているだろ?」 ちゃんと、意志は受け継いだから… 「そうですね。」空也達は少し笑った。 「葉達の分も、俺達が絶対学園長を止めるぞ。」 「「「了解!」」」 三人は笑顔で答えた。 俺達は、知らなかった この平和が、もうすぐ終わりを迎えようとしている事をーーー