涼太さん、麻里さん、葉。 俺達“E”は、漸く三人を見つけ出した。 「卒業、おめでとうございます。」 代表して、俺が三人に花束を渡す。 麻里さんは泣いていたのか、少し目が赤い。 「ありがとな。」 「ありがとう、皆。」 花束を笑顔で受け取ってくれた。 「俺達は今日で卒業だけど、学園長の事…お前等に任せて悪いな。」 「いえ、危険なのに今までありがとうございました。 …お疲れ様です、涼太さん。」