悠里が今にも喧嘩勃発の俺を宥める。 俺は無意識に舌打ちを吐いた。 「葉もその辺にしなさい。右京達は私達の為にやってくれてるのよ?」 「そうそう。それに、葉だって二年前同じような事あったじゃねぇか。」 「涼太!」今度は葉が焦り始めた。 成る程…涼太さん良いこと言うな 「ふーん…へー。」 「何だよ右京!文句あんのか!?」 逆ギレかよ 何て大人気ない奴だ… 「ハイハイ、それぐらいにしておきなさい。 それより右京、例のものよ。」