沈黙が走った。 いや、誰も言葉を言うことが出来なかったんだ 余りにも、理解出来なくて… 「…嘘。」 最初に言葉を発したのは 葵だった。 「嘘でしょ?ねぇ、嘘なんでしょ?」 「そうだよ。あの夾だよ?夾が任務失敗する筈ない。」 皆が少しずつ取り乱していく。 戦闘の天才と謳われた、松嶋夾 誰よりも場数を踏み、誰よりも強い アイツが、任務失敗して行方不明になる筈がない 「落ち着いて、二人共。」