「で、台から落ちて怪我したと?」 「違う。月組の奴が落ちそうになってるのを庇って一緒に落ちたの!ちゃんと理解しろよ。」 いつもの“E”の溜まり場 葉達は頭を氷で冷やしている俺の姿を見て腹を抱えて笑う。 「っ…笑うなよ!」 「だってお前…落ちるってダサッ!」 「煩いな…誰の為に準備してると思ってんだよ!」 お前等卒業生の為に俺は準備をしていたというのに それに、月組の生徒も助けたというのに 何故こんなに馬鹿にされてるんだ? 「まぁまぁ、落ち着いてよ右京君。」