そっか… 今年は、葉達の代か 「それに乃木先生も探してたし。因みに、奏汰君もだから。」 ギク、と嫌そうな顔をする奏汰。 乃木が関わってるなんて…俺達は命が危ないかもしれない 「分かった!行く、行きます!第二体育館だろ?」 俺の頭に浮かぶのは、死ぬほど忘れたいあの日の記憶。 あれの二の舞はごめんだ! 「という訳で、悪いな陸斗。また今度。」 陸斗は少し残念そうに頷いた。 今は人の心配してる場合じゃない 今は自分の心配してないと… 悠里は能力を発動させた。