「ここだ。」 ドアを開けて、中に入る。 天井まである沢山の棚に、溢れている資料 西棟 資料庫 それが、今俺達が居る場所。 資料庫か… 三年前、“眠りの森”の正体を知ったのがここだった あの時は色々あったな… 「あれだ。」 渚が指差した先 そこには、一つの資料が赤く光っていた。 「あれは…!」 間違えない 間違う筈が無い 「実験の資料…!?」