「愁!」 私と祐介は漸く愁の下に辿り着く。 「!?二人共…出られたのか。」 「うん。大丈夫?」 見たところ致命傷は無いみたいだけど… 「大丈夫だ。菜摘の方は?」 「美優さんが向かいました。」 「そうか。」と安堵の息を吐く愁。 「数はどれくらい?」 「半分はいったと思う。」 半分… 守護隊は私達を囲むように構えている。 「海達が帰ってくるまでに片付けておくぞ。」 「「勿論!」」 私は守護隊の方に走っていく。 「初曲、‘開花’!」