「…どうやら戻って来たみたいね。」 「敵を倒したの!?」 柚璃の言葉に美優の目の色が変わる。 二人は少し身震いをした。 「あのクソ餓鬼、華に化けて私の前に現れたのよ。私にとっての最大の屈辱よ。舐められたものだわ。」 ドールハウスの敵は、本人がそれを目にした時に想像した人物 その事を言う勇気は、二人にはなかった。 「…ハハ。」 苦笑いを繰り返す二人に、またドールハウスが光輝く。 出てきたのは、二つの光。 「祐介…華!」