「のぁぁぁぁぁぁ!!」


直は変な雄叫びを上げながら左に避ける。



瞬間、直の横を無数の包丁が走っていった。




直の相手は…包丁を両手に振り回している超不機嫌な愁の姿。



「ちょ…愁!ちょっとタンマ!!」


「何がタンマだ。直、お前は昔どれだけ俺を困らしたと思ってる。

挙げ句の果てにこんな所に引き込みやがって…。今日は絶対許さねーからな。」



「ごめんなさーい!!!」




直の悲鳴が部屋中に響き渡った。