「っ…!」 光が消えたと同時に、愁達は目を開ける。 目の前に居たはずの仲間達の姿が消えていた。 「!?皆は!」 「…学園には居ないみたいだけど。」 葵は能力を発動させるが、どうやら反応は無いらしい。 「まだ残ってた。」 少女が、何の感情を込めずに言う。 「お前、アイツ等をどこに…。」 愁は言葉を途中で止める。 視界に入ったのは、さっき少女が取り出したドールハウス。 「まさか、皆あの中に…!?」