! 一瞬体がピクリと動く。 けど、まだ何も起こっていない。 「木梨華、二宮渚、椎名直、瀬川美優、佐伯祐介…。 以上の、入場を許可します。」 「「は?」」 入場? 少女が、人形の家を俺達に差し出すように向ける。 「‘ドールハウス’」 瞬間、ドールハウスから放たれた眩い光。 「っ!」 「きゃっ!」 「…!?」 何だか分からないまま、俺達は目を塞ぐ。 「!マズい!避けろ!」 愁の声を聞いた瞬間 俺達は意識を手放した。