指輪から、赤色の光が放たれる。 居場所は…分かった 「行くぞ。」 俺達は振り返らずに 再び、校舎の方に走り出す。 「…海。」 「ん?」 華が俺の隣に来る。 俺は少しだけ速度を遅くした。 「おじさん達がいた星組は…何か仲が悪そうだったね。」 …そういえば 強者が弱者を支配してるって感じだったな モロ弱肉強食だ 「私達は、皆仲が良くってよかった…。」 笑顔で言った華の頭を撫でて 俺も微笑み返す。 親父達も、あんな星組は望んでなかっただろうな… 「!?」