只真っ直ぐに言った直の言葉



何か無性に照れくさいんですけど…



皆も同じ意見なのか、優しく笑う。


俺達はお互いに見合うと、渚も少し照れ臭そうに顔を背けた。




「話は変わるが、今回の記憶である程度は掴めてきたな。」

愁の言葉で俺達の空気が変わる。


「ねぇ、この記憶…本当なのかな?」


「華?」


華は少し遠慮がちに言った。

「だって、“E”の敵の学園長って…廊下に飾ってある、副学園長だった。」