「どうやら、学園に鼠が紛れ込んだみたいだな。」


何坪あるか分からないぐらい広い、豪華な一室。



一番奥の、立派なデスクの上に行儀悪く足を乗せている人物が、そう呟いた。




「人数は8人。皆強者の能力者という報告です。」


側に立っている女性の報告に、人物はハッ、と笑う。



「成る程。空岡右京の意志を継いだ者達か…。

R、丁重にもてなして来い。」



人物の命令に、Rと呼ばれた人物は跪き



「御意。」


と告げた。