「へぇ、そんな事があったんだ。」 「そうなの。海兄達、お父さんだって言い張って…。どこから見てもお兄ちゃんなのにね。」 今だからこそ笑って言える事だけど 海兄達のおかげでどれだけ救われた事か分からない 「けど、いいお兄さんじゃん。」 梅花の言葉に私は頷く。 海兄もなぎ兄も、私の自慢のお兄ちゃんなんだ 「キャーッ!」