「岬~!」

校門で待ってたら、漸く親友:野呂梅花が玄関から走ってきた。


「ごめん、待った?」

「大丈夫。梅花こそノート在ったの?」



「バッチリ!」と梅花はノートを私に見せる。



私達は家まで歩き始めた。




「それにしても、テスト中なのに明日の教科持って帰ってないってどういうこと?」

「私は岬と違って優等生じゃないんで、一夜漬けタイプなの。」



私、優等生じゃないんだけどな…



それに、梅花だって成績そんなに悪くないのに…