「えっ?」

まだ分かっていない陸斗の背中を押して、俺は印を差した。


陸斗は半信半疑のまま、上から印を更に彫っていく。



「よし、これが俺達の仲間の印だ。」



新たに深くなった仲間の印




新たに増えた、仲間




「陸斗、今日から俺達は仲間だ。お前はもう一人じゃない。」



陸斗の頭を撫でると、陸斗は俯きながら肩を震わす。



よく見たら、泣いていた。




「宜しくな、陸斗。」



星達が輝いていた夜




俺達は、新しい仲間を手に入れた。