コイツ? そう思った時には、左手に感じた違和感と共に カチャ、という金属音が聞こえた。 恐る恐る見てみると 手には手錠が付けられていて その手錠の先には 小学生くらいの餓鬼。 「えっ…?は?」 「その子、今日入ってきた佐藤陸斗、六歳な。雷の能力者。」 いや、自己紹介されてる場合じゃない 「あの、この状況はナンデショウカ?」 さっきから嫌な予感が止まらないのは気のせいか? 「だから言ったろ?遅刻500回記念のプレゼントだって。 お前には、コイツの世話係りを頼んだ。」