奏汰は焦っているみたいだが、顔面についている地面の痕が笑けそうになる。



「…おはよ、奏汰。」


「優雅におはよー言ってる場合じゃねぇんだって!つうかもうHR終わったし…てかそれが大変なんだよ!!」



…煩い



俺は無意識に耳を塞いでいた。


「聞いてんのか右京!HRとっくに終わったぜ!」


「知ってる。」



それぐらい分かってる



でも、急ぐ気なんてサラサラないけど




「お前の遅刻グセが悪いんだからな!俺は何回も忠告したぜ!!」


「は?お前がいつ忠告なんか「おっはよ~寝ぼけ右京君。」