「…終わったか。」


皆の方も、全員倒したらしい。



「油断は禁物ね。いつ援軍を呼ばれるか分からないわ。」



「あぁ。急いだ方がよさそうだな。」



俺達は頷くと、再び指輪に従って走っていく。




俺は一瞬オッサンの方を見た。




「…悪い、オッサン。」




俺はそれだけ呟くと、皆の後を追っていった。