「ギリギリの飛行機で帰って来るって聞いて心配したけど…やっぱ能力使って来たのかよ。」 「あら?高校の時あれだけ寝坊して私の能力をアテにしてたのは誰だったかしら?」 …… 遠回しに言ってるけど、それ明らかに俺だ! クソ…美優には逆らわない方がいいな 「海~美優~早くしないと本当に間に合わないよ~!」 華ね声に俺は時計を見る。 約束の時間まで…あと1分 「やべっ!アイツ時間に厳しいからな…行くぞ美優!」 「分かってるわよ!皆捕まって…『風よーー』」 風が、俺達を包みこんだ。