その時の驚き度といったら…。
生肉よりも驚いた。


「!?」

振り返ると仁王立ちで僕を見下ろす少女がいた。それが早川さんだった。


*****



「ついに我慢ならなくて来たのだ。」


相変わらず仁王立ちで言う。

「もうちょいソフトな登場の仕方は無いんですか?本当に、びっくりして死ぬかと思いました。」


「神様が何故そのようなところまで気を付かわないといけないのだ?面倒極まりない。」


「神様だから、です。」



そう、どうやら早川(と名乗ったこの少女)は神様らしい。

その話を僕は信じた。

バカだと思うかもしれないが、僕から言わせれば信じない方がどうかしてる。


ちなみに、同い年ぐらいに見えるから、と呼び捨てにしたところ殴られた。

理不尽な…。





とにかく僕は今日一日で三人の神様を見て、そのうちの一人は僕にこう言った。


「私は貴方の未来を握っているの。」