グラウンドの彼





「悠……くん?」



「ごめん、我慢出来なかった」



悠君はそう言って私を抱き締める力を強めた。


川崎君の腕のなかは凄く凄く落ち着く。

当たり前だけど川崎君の匂いがする。



「美咲……柔らかいな。細くて壊れちまいそう」



「そうかな?」



私、太ってるのに……。