あ、それより……



「川崎君、私の名前、てゆーか私のこと知ってたんだね?」



さっきから気になってたことを聞いた。


だって、私地味なのに……


別に友達居なくていつも一人とか、そう言う訳じゃないけど。


まさか、クラス違う川崎君が知ってくれてるなんて考えたこともなかった。



「……」


川崎君は何も答えてくれない。