グラウンドの彼





「じゃあ、俺こっちだから」


いつものところで別れようとした。


「うんっ!また明日ね」


「……」


……あれ?
悠君が黙ったぞ?



「悠君?」


そっと名前を呼んでみた。



そして、悠君は決心したような顔でこう言った。





「キス、してもいぃ?」





「えっ!」