それは、永遠に変わらない。 人は誰かを想って初めて、心を突き動かされるのだから。 「あ、ほら悠里くん!」 天野が、悠里のウインドブレーカーのポケットを指差した。 ポケットに手を入れると、指に触れる感触がある。 取り出したそれは、白い紙切れだった。 「あ……これ」 ……『天国の切符』。 表を見ると、最初に見たときは薄くて読み取れなかった文字が、今ははっきりと読み取れる。 『天界発特別列車 現世⇒天国乗車券』 ――――『藤沢悠里さま』。