絢音の寝室はライトグリーンを貴重とした清潔感のある部屋だった。 レースカーテンには小花柄が施されていたり、棚の上にはぬいぐるみがあったりと、いかにも女子部屋、といった感じである。 絢音は棚の上のうさぎのぬいぐるみを手に取ると、服も脱がずにベッドへ倒れ込んだ。 しばらくぬいぐるみを抱きしめて丸くなっていた絢音だが、 やがて静かに啜り泣き始めた。 時折、しゃくりあげる声が漏れ聞こえてくる。 悠里は、やりきれない思いでそれを見ていた。