「お、おい!」 悠里はおっかなびっくり声をかけたが、倒れた少女は起き上がろうとはせずにそのままメソメソと嘆き続ける。 「あのー……もしもし?」 しばらくの間少女の様子を見ていたが、あまりにも嘆きが長ったらしいので、悠里はそっと少女をつついた。 すると、少女は我に返ったように飛び起き、しゃがんで少女の顔を覗き込んでいた悠里の顎に頭突きをかました。 「いってぇ!!」 悠里が後ろにひっくりこけて顎を押さえると、 少女はハッとして悠里の方を向いた。