「隙あり!」 悠里は絢音に気を取られている文弥の背後から襲い掛かり、これでもかというほど水をかけた。 絢音と悠里の2人から怒涛の攻撃を受け、文弥はたまらず泳いで逃げる。 「お前ら…ずりーぞ!」 肩を上下させながら叫ぶ文弥を見て、2人は声を上げて笑った。 水底に映った揺れる水面の影に、水しぶきがキラキラと光を反射する輝き。 そのどれもが眩しく見えた。 「…仲、良かったんだね」 天野がふいに口を開いた。 悠里は苦笑する。 「幼稚園からの付き合いだから。小、中、高と飽きもせず一緒」