涙が愛しさに変わるまで




修から言われたわけじゃないけど、無性に嬉しかった。



周りから見てもそう思うなら、修もそう思ってくれてる、なんて自惚れたことを言ってみる。



「恋する乙女は大変そう」



愛子のその言葉で思い出した。



「そういえば、愛子って誰が好きなん?」



私を見てからため息をついた。


「まだ聞くん?」




嫌そうな顔をしながら正座を崩した。



「自分で当てな」



ちょっと冷たい口調で言った愛子に、やっぱりSだなって確信してしまった。