涙が愛しさに変わるまで




負けたくない。


確かにあの子の方が可愛いし、頭も良いし、運動神経も良いし、素直だ。



きっと、たくさん負けてる。

けど、修が好きな気持ちは負けていない。






「起立、礼。」


「「ありがとうございました。」」



挨拶した後、がやがやした教室に「修。」と呼ぶ声が耳に入ってきた。


それはもちろん、中井さんで。



ポニーテールに変えて、修に近寄る。


長い髪の毛で綺麗だ。



肩までしかない私の髪をポニーテールにしたって、微妙だ。