涙が愛しさに変わるまで





「席着けよーっ。」


達也が入ってきて、愛子は自分の席に戻った。



「愛子、元気無くない?」


勇樹君が席に座りながら、尋ねてきた。

勇樹君は隣の席。


「うん。よく分からんけど、うちが羨ましいって…。で、なんか……。」

「俺も修が羨ましい。」


頬杖をついた勇樹君はため息をついた。

「なんで?」

「あいつ、周りに流されず自分をちゃんと持っとる。」